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活動報告

土田ゆうじの日々の活動のご報告

お知らせ2025.12.19

12月議会、一般質問について

12月本議会にて、

1.のりあいバスの利用状況、ルート、バス停の再検討について

2.選挙の投票率の現状分析及び投票率向上について

大きく2点、一般質問させて頂きました。

のりあいバスに関する一般質問      
はじめに

本市の地域公共交通は、高齢者の外出支援、通院・買い物機能の確保、学生の通学、地域の活力維持にとって、なくてはならない基盤です。

その中でも「のりあいバス」は、市民の移動を支える重要な役割を担っています。
しかし利用状況を見ると、乗客数の減少や路線の利用率(収支率)の低さなど、いくつかの課題が見られます。 そこで現状の分析と今後の改善が必要と考えます。
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1.利用状況と市民の声。 課題に対しての現状認識について
本市資料によると、のりあいバスの年間利用者数は、近年では5万人前後まで減少しています。

市民の声・課題への認識について
以下のような声があります。
• バス停が自宅から遠いので、病院、買い物へ行けない。 (80代女性)         
• 時刻表や路線が分かりづらい(80代女性)
• 便数が少なく、買い物・通院の帰りに使いにくい
• ノンステップ車両が少なく、高齢者が乗りにくい
市民の実感と現場のニーズに合わせた改善が求められています。

【質問①】
市として、現在のりあいバスの利用状況はどの様になっているのか、
一日あたりの利用者数及び、利用時間帯の把握はしているのか。 また市はこのような市民の声・課題を認識し、どの様な改善が必要と考えているか、お伺いします。

当局回答)
のりあいバスの利用状況、ルート、バス停の再検討についてでありますが、
利用状況と市民の声・課題に対しての現状認識につきましては、
利用状況について、令和6年度は1日あたり160人ほどの利用があり、午前中は高齢者の通院や学生の通学が中心となっています。
先月実施したバスの利用調査によると、通学利用については1日あたり40名程度、高齢者については、
1日あたり60名程度とまとまった利用が見られました。 午後からの便は午前と比べると利用者が少なくなり、高齢者の割合が多くなっています。
市民の声や課題に関する現状認識としては、一部地域において運行経路が複雑で利用しづらい状況になっており、市民からは「バス停が遠い」「目的地まで時間がかかる」「便数が少ない」といった声が寄せられています。
これらの現状を踏まえ、人口減少と高齢化の進行に伴う移動ニーズの変化に対応するため、運行ルートやダイヤの見直し、速達性の向上や便数の増加、利用方法の周知など、効率的で持続可能な運行への改善が必要であると認識しております。

2.利便性向上に向けた取り組みについて
近年、他自治体では、
• バス停の再配置
• 予約型オンデマンド交通の導入
• 高齢者に優しいノンステップ車両の拡充
• タクシー・デマンド交通との組み合わせ
など、多様な改善が行われています。
【質問②】
二点目として、具体的に、バス停の場所や便数、ルート見直し、デマンド交通の導入など、利便性向上策を今後どう検討し、持続可能な公共交通運営に向けて、市の考えをお伺いします。
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当局回答)
ただ今の件(利便性向上に向けた取り組み)につきましては、
利便性の向上に向けた取り組みとしては、令和6年3月に策定した本市の公共交通に関する基本計画である観音寺市地域公共交通計画に基づき、のりあいバス等の路線再編により、利用者の利便性の向上を図ることを目的とした「観音寺市地域公共交通利便増進実施計画」の策定を進めております。
先般、バス停ごとや便ごとの移動状況について詳細な調査を実施し、利用実態を把握いたしました。 これを基に運行ルートやダイヤの見直しを行い、運行時間の短縮や便数の増加を図ることを目指しております。 さらに、のりあいバスのマップや位置情報など、利用者向けの情報発信を強化し、利便性の向上に努めてまいります。
本市の地域公共交通の将来像については、観音寺、大野原、豊浜の拠点間の移動を迅速かつ便利にすることを目指し、路線延長の短縮や運行回数の増加により、幹線交通の機能強化を図ります。
また、周辺部においては、きめ細やかな対応や、幹線交通への接続を意識した支線機能を充実させるなど、効率的な公共交通ネットワークの構築を目指しております。
そのため、機能が重複している路線の見直しや効率化、適切な運賃設定についての在り方も検討を行うことで、地域公共交通が十分なサービス水準を維持しつつ、その持続可能性を確保に努めて参ります。
これらの計画を実現するために、市民や関係機関からのご意見を伺いながら、地域公共交通の利便性向上に努めて参ります。

まとめ
市民の「外出したい」「通学、通院に利用したい」「買い物に行きたい」という思いを支えることが、 地域の活力の維持、交流人口増加につながります。 本市の公共交通が、生活の足としてより使いやすく快適に、そして持続できる仕組みとなることを期待します。